トップ  >  ★ 2009年8月1日サイエンスカフェ2009が開催されました

サイエンスカフェ2009

2009年度第1回目のサイエンス・カフェが8/1(土)10:00~ 大分大学教育
福祉科学部の200号教室で開催されました。(参加者数 21名)
今回のテーマは「あめとむちで知能は作れるか?」
講師は大分大学工学部准教授の 柴田克成 氏 でした。

当日の様子については、
http://kagakukan-oita.net/blog/index.php?c=3-

ロボット(コンピュータ)の能力をあらかじめ人間がプログラムしておくのでは
なく、外部からの影響を学習していくことにより自分自身で高度化していくロボッ
ト(コンピュータ)について講演いただいた後、全体及び各テーブルにおいて議
論を行いました。大変興味深いテーマでした・・・・例によって時間が足りなく
なってしまいました!

以下は基調講演直後の質問およびテーブルトーク後の意見のまとめです。

☆基調講演直後の質問

・ロボットにとってあめとは
自分で自分を評価する際に自分の評価を上げる、評価を下げるというこ
とがあめとむちと言っている。ゴールをすると評価数値が上がること。

・個性とは
同じことをするとすると評価が上がる場合評価があがると強調するため
に個性ができる

・ディープブルーは評価しいる?
まだ人間がプログラミングしている。自立型知能ではない。

☆意見発表

1班
・自立型知能が本当にロボットに必要なのでしょうか?
・ロボットが学習した、記憶、知能、経験をそのままほかのロボット個
体にコピーできるのでしょうか?
・あめとむちで強化学習するとロボットの知能は人間に近付くのか、ま
ったく別のものになるのか。
・人間のような個性をもつのか、ロボットの個性になるのか。
・ニューラルネットワークによる足し算の学習のような強化学習を人間
にさせると同じように足し算できるようになるのか。このとき足し算の
原理は理解できているのか.



2班
・どういうことが賢いのか(賢さの判断基準)。優秀な部下のように自
己判断でやってくれるのが賢いのでは。
・シミュレーションをすることについて。天気予報のコンピュータの話
・将来、ロボットはどこまでできるようになるのか。場合や状況によっ
ては一か八かの一発勝負の選択ができるようになるのか。
・ロボットに感情ができるのかどうか。喜怒哀楽はできるのかどうか。



3班
・ロボットと人間の違いは何か
・ロボットがすごいということは作った人間がすごい
・脳はデータの積み重ねでは回答はでない
・あめとむちだけの○×方式ではきめが粗い。きれい、かわいい、優し
い、など、○×ではなく、多元的な評価が必要
・ロボットが人間に近付くために自分自身で物事を吟味する方法も必要
・ロボットが進化すると人間の脅威になる
・センサーを使ったフィードバックではなく、ソフトウェアだけでフィ
ードバックできれば飛躍的に進歩が望めるが、現状としては翻訳ソフト
ですらまだまだである。
・人間らしいとは? 24時間人間らしい必要はなく、人間がかかわる時
だけ人をだませるような仕組みなら実現可能か?
・プログラムでも対応可能?
・CGを使った映画は感動しない
・人間が見えてこないものは感動しない
・介護の分野で介護している時間帯だけでもロボットを人間に感じられ
るものができれば利用可能



4班
・あめ、というのが評価が高いということに相当するという意味が
具体的には理解しにくい。
・たとえばゴルフの例では評価が高いとは はやい、正確にできて
いることとして理解できるが、それでもやはりわかりにくい。
・現在は関節は28箇所の自由度だがどこまであれば人間に見えるのか?
・ロボットが進歩すると、人間はロボットの支配下になるのは納得
できない。(基調講演の話への意見)
・どのレベルでロボット開発の研究を止めるべきか?
・研究者は万能ロボットを目指しているのか、それとも機能を制限
した方が良いと思っているのか。
・ロボットの研究は人間の教育にどのように生かせるのか。
・ロボットがすすんだら人間の価値はどうなる?
話への意見)
・どこでロボットの進化を止めるべきか?
・ロボット開発の方向性。自由度、プログラミング
・ロボットの研究はどのように生かせるか
・ロボットがすすんだら人間の価値は?



以下、柴田先生の解答(思い、意見)です。
・画像処理すら与えないで、学習だけである程度の行動ができるように
 なったことは、自分で学習して行くという観点からは非常に大きな進歩である。
・足し算のやり方が違うという指摘はその通りで、多くの点で人間とは大きく異なる。
・とにかく人間は奥が深く、はるかに及ばないのが現状。だからこそ、非常に面白く、
 ネタが尽きない。
・特に、論理的に思考することをどうやって学習で獲得させるかが大きなポイントと
 考えている。
・自分が生きている間に、人間を越えるようなものはできないだろう。
・研究がうまくいくと、人間にとって害を及ぼす可能性もあり、非常に悩ましい。

・このまま進めば人間がやることがなくなる?
・科学技術はこれ以上進歩する意味があるのか?
・世の中が便利になることが飽和してきている?
・技術進歩に並行する危険性も考えていかないといけない

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